2017年2月28日火曜日

ザ・セドナ!  第二章(アンテロープキャニオン)




世界中の写真家たちに愛される絶景
アンテロープキャニオン



アンテロープへの歩道

夏場は入場待ちの間
灼熱の暑さで気絶する人も出るそうで
日除けを建設中でした

入り口

階段を降りてキャニオンの中に
入っていきます























ガイドさんが
木漏れ日に向けて
砂を投げるとこんな被写体が!


写真家になりすまして
シャッターを
押し続けました


感動!の連続です






ここはアリゾナ州
ナバホ族の土地にある
渓谷の一つ


何百年にも及び
砂岩の浸食・鉄砲水により出来た
キャニオンです


上流で雨が降ると
死者をも出す鉄砲水が
発生することもあり
現地のガイドさんに
案内されながらの
観光となります

観光地化されたのは
1990年代に
入ってからだそうです



こんなところが・・・・・

出口です




我々はセドナからの1日観光で
やってきました


ガイドさんはインディアン居留地”外”に
住むネイティブ・アメリカンの方でした



帰路道路脇に停車したかと思うと
突如 
彼は即席インディアン姿(笑)で
登場

”インディアンって言っても通用しますよ!”
僕がそう言うと
彼は
”そりゃあ嬉しいね。じゃあ、君もやってみるかい?” 笑




ガイドさんは
とても面白く 気さくな方で
僕はネイティブ・アメリカンの歴史を
知りたくて色んなことを尋ねたのですが
質問によっては口を閉ざすことも
ありました



幼少期
アメリカ政府により
アメリカ(白人)の学校に送られ
家族と別れて寄宿生活

違う文化・価値観の
アメリカ様式の
学校に通うことは
とても辛かった、と
語ってくれました

(辛い過去に触れさせてしまって
ごめんなさい)



州境を越えユタ州に!!










観光名所というのに
自然のまま
柵などありません!

怖!




馬蹄の形に似ていることから
ホースシューベンドと
呼ばれています






15世紀 
ヨーロッパ人のアメリカ上陸により
アメリカの歴史は
変貌を遂げます

先住民であるネイティブ・アメリカンは
圧倒的な武力を持つ白人たちによって
西部へ
強制移住させられます



インディアン居留地(保留地)を
訪れてみて

”こんな不毛地帯で一体何が出来る”

怒りに近いものを
感じました


***


ネイティブ・アメリカンに
敬意を表して
彼らの名言を少し
記しておきます


命あるものすべてにいたわりを
(オマハ族)


癇癪を起こすと友人を失う

嘘をつくと自分自身を失う
(ホピ族)


お年寄りと子供を

離してはいけない
彼らを引き離すことは
過去と未来を
断つことと同じだ
(ラコタ族)


真っ直ぐに喋れば 

光線のように
心に届く
(アパッチ族)


我々にとっては 

全生活がスピリチュアル
朝起きてから
夜眠りにつくまでが
(ヤキマ族)



つづく

2017年2月18日土曜日

ザ・セドナ!  第一章(セドナ誕生)




 地質学的には 
この地域の歴史は
3億5千万年前まで
さかのぼるそうです



一帯は
別名
”レッドロック・カントリー”
と呼ばれるほど
赤岩に囲まれています





赤色は
大昔、海面下にあった
岩の鉄分酸化に
よるものだそうです



遠くから眺めると
どこまで海水に浸っていたか
一目瞭然ですね






自然との調和を図って
建築物外観は市の規制により
レッドロックと同系色のみ
許可される





この地は古来
ネイティブ・アメリカンが聖なる地と
崇めた場所でした


大地に立つことで
先祖からエネルギーを受け取れる場所


ネイティブ・アメリカンの
聖地
だったのです







1876年
白人の入植


1902年
セオドア・カールトン・シュネブリー氏により
郵便局が設立し
それを
彼の妻の名前・セドナと命名

(シュネブリー氏は自身の名を
消印スタンプに採用したかったが
長すぎて断念)




Sedona

(白人の)
町の誕生です




1970年代
この町は大きな変化を遂げます



ボルテックス
の紹介です

*ボルテックス(渦巻き)とは大地から
強いエネルギーが渦巻きのように
放出されている場所のこと




ネイティブ・アメリカンの聖地から
スピリチャルな街へと
変貌していきます




教会さえも
スピリチャルな街にふさわしく
宗教一色より
癒し系を感じます
























なぜセドナ到着時
街が暗闇の中だったか
解明しました


夜空を満喫出来るよう
(自然により近づけるよう)
市の規制により夜間照明が
制限されていたからです


黄色看板がトレードマークの
マクドナルドも
この街の規制に譲歩せずには
進出出来ませんでした



観光客
地元の人達
そして
先人だった
ネイティブ・アメリカン


誰もが
古来と変わらぬ
美しく、神秘的な
星空を眺められるよう


黄色のトレードマークは
ターコイズ・ブルー
変わりました







(余談)

マクドナルドが出店を
市に持ちかけた時
市は現状での出店を
拒みました



照明が明るすぎること
黄色は市に溶け込まないこと



1年後
譲歩したのは
マクドナルドです




即座の出店により
市の経済効果も
期待出来たでしょう

それでも
大企業の圧力に屈せず
市の方針を貫いた
セドナ



世界一と言われる国の
大統領の権力・圧力に
屈せず
どの国も
信念を貫いて
より良い社会、世界になるよう
貢献してほしいと
思います





つづく・・・


ザ・セドナ! 序章は








2017年2月16日木曜日

ザ・セドナ!  序章



セドナ行きを決めたのは
出発二日前
でした


セドナで
知ってること・・・


パワースポット
ボルテックス


それくらいです


⭐️


ラスベガスから車で
約6時間

夜9時頃に到着したのですが
セドナの街は
既に眠っているのか
暗闇の中でした


普段明るすぎて鬱陶しく思う
ファストフード店の
照明すら薄暗く・・


避寒地を求めてきたというのに
道路脇には雪さえ
積もっています





失敗だな・・
今回の旅は!



そう思いながら
眠りにつきました




















そして

翌朝





















OH MY GOD!!!
(すっげ〜!)

外の景色を眺めて
思わず出た言葉です


一気にテンション上がりました!



こんな街に来ていたなんて!!







































つづく・・・















2017年2月11日土曜日

この街どこか分かるかな・・・・・?


今朝旅行から戻ってきました


いやぁ〜感動しました!


旅行二日前に
目的地を変更
しかも
何の予備知識も
無し
(危ない旅の仕方だなぁ〜)




にもかかわらず
迷うことなく
この街 
僕のお気に入りトップ10!
となりました


再訪したい街
トップ3!
入りです


何処だかお分かりでしょうか?


百聞は一見にしかず


ご覧下さい

























































































































































僕のお気に入り
トップ10
(順不同)

パリ
ブルージュ
ポジタノ
ベニス
タリン
ドブロヴニク
チャールストン
エクサンプロバンス
バルセロナ

そしてこの街





再訪したい街
トップ3


ベニス
パリ

そしてこの街






2017年2月5日日曜日

人生のリセット







開創 1200年


高野山






空海の言葉
心洗われ




人生のリセット
2015年 秋)













生れ生れ生れ生れて
生の始めに暗く
死に死に死に死んで
死の終わりに冥し
(秘蔵宝鑰 序詞)


何度生まれ変わっても、生の始めは暗いものです
そして何度死んでも、死の終わりは暗いものなのです































心暗きとは
即ち遇う所悉く禍なり
眼明らかなれば
即ち途に触れて皆宝なり
(遍照発揮性霊集 巻第八)



あなたの心が暗ければ、出逢うものは全て禍となります
あなたの心が明るければ、出逢うものは全て宝物になります

































文は執見に随って隠れ
義は機根を逐って現はるのみ


言葉は、読む人が持つ偏見により、本当の意味が隠れてしまいます
言葉の力とは、読む人の心に応じて現れるのです































善人の用心は
他を先とし己を後とす
三味邪戒序)



善き人の心持ちとは、他人を優先し
自分の利益を後にすることです

(トランプさん、空海の教え、読んでないっすね)





































一身独り生歿し
電影是れ無情なり
(偏照発揮性霊集)


人は皆一人でこの世に生まれ、稲妻のような
一瞬の生を走り抜け、一人で死んでいくのです





***
おまけ

宿坊にお世話になりました

食事は大広間で
お茶とご飯はセルフサービスでした

僕が自分のお茶のおかわりついでに
隣のグループの方たちにも
お茶を差し上げたら
同行していたアメリカ人の友人は
”それが日本の礼儀”と思ったらしく
誰構わずお茶を注いでいくことに・・・笑

友人がお箸を持てば
”凄い!”と褒め称え
お茶を注いであげれば
”気が利きますね”と
感心され・・・・

外国人観光客が多くなったとはいえ
まだまだ日本では”外人さん”は
”外の人”なんだなぁ、と
思いました。